BIG EGG(紙版)11月号の発送作業は、
11月5日(水)6時〜(先行隊は午後2時〜) 恵比寿・日能研ビル にて行います。 皆様のご参加をお待ちしています!!! |
2003年10〜11月のFMICS
カイゼンは愛知の名物「『顧客サービス』の発想とは相いれないように思える大学や病院。だが一部に改革の動きがある。武器は意外にも製造業の雄、トヨタ自動車の生産方式だという。サービスは変わるのか。『カイゼン』と出合った現場をのぞいてみた」(日本経済新聞2003年10月4日)で始まる取材記事は、一宮女子短期大学での現場を報じる。同短大は、「幼稚園教諭などを目指し約九百人が学ぶ」といい、志願者数が2000年度の600人弱から2003年度には850人超に右肩上がりしているようだ。 <意識カイゼン> <授業カイゼン> <指導カイゼン> <4Sカイゼン> 仕掛け人は、先代から引き継いだ安江嘉高学長で、トヨタ自動車出身、「学校をわが社、教職員を社員、学生をお客さまと呼ぶ」という。1996年に事務局長に就任当初、「学校は毎年、お客様がかわるから同じ授業でも成り立つ。トヨタの感覚からすると前例主義がはびこり、非効率にみえた」と危機感を覚えた。 ある教員は「最初は学長の話す言葉がわからなかった」という。ついて行けずに退職した教員もいる。しかし、クチコミで評価が高まり、就職率は年々上昇し、ほぼ完全就職という。 大学行政管理学会では、地方自治体の事務事業評価導入で実績のある日本能率協会の参加を得て「大学経営評価指標」をまとめた。ドラッカーの非営利法人の自己評価手法のいう5つの質問をもとに、10の大学使命、34の大学使命・経営評価、55の部門施策、120の部門施策評価で構成されている。(同紙2003年10月4日) いよいよ21世紀の高等教育のパラダイムが到来しつつある。FMICS人にはようやくやって来たという想いではないか。腕まくりしながら波乗りを楽しみましょう。 (山本 明正) メンバーは、心して臨むべしSHINGI式自己表現・評価トレーニングと出会ってもう、1年近くになる。トレーニング回数も少なくとも20回は超えただろう。この程度の回数をこなすと、SHINGI式のいろんな側面が見えてくる。 一番分かりやすいのは、発表者としての「自分の癖」への気付きだろう。私の場合、チェックシートで、「話の山があった」にチェックがつくことがとても少ない。それは、発表の準備段階で、いつも簡単な骨子(レジュメ)を作るのだが、以前は単純に言いたい事を並べ、その「つながり」だけしか考えていなかったことが分かった。このため、実際の発表では、言いたい事がずらっと並びフラットな発表になりがちだった。そこで、話にメリハリをつけるため、レジュメの作成段階から、まず「自分が一番何を伝えたいか」を書き抜き、その伝えたいことをどのような資料で聞き手に説明するか、どのような対比(例えば、日本とアメリカの違い)をして「インパクト」を与えるかに重点をおき、レジュメを作成することにした。 その後のSHINGI式では、構成が頭に入り余裕ができたことで、話しに「間」をつくることができた。ただ、話全体の中でどこに山を作りだすか、最初と最後をどのように決めるかなど、レジュメ段階でもっともっと詰めておかなと、「話の山」の欄にチェックはもらえない。 実は、このような、発表者として気付きよりも、もっと重要なことが、この「SHINGI式」にはあるのだ。 それは、「相手を思いやること」「相手を伸ばすこと」を意識して、このトレーニングに参加することである。これはまさに、教育体験そのものではなかろうか。発表のスキルを磨くことも一つ重要な要素だが、発表者以外の司会、タイムキーパー、評価者、そしてメンバーとしても、「相手のよい点を引き出す」ために、それぞれお役があることを忘れてはならない。自分が発表した後は、気が抜けてホットして、他のお役のあることを忘れがちであるが、とても大切な点である。この点、メンバー全員が念頭におき、心して臨むことができれば、もっともっと大きな成果を得られるに違いない。 SHINGI式は、参加するメンバー一人一人が、他者を思い、それぞれの課題を抱えて臨むことではじめて、とても深みのある「トレーニング」になるのだ。 (浅沼 雅行) FMICS10月例会 (第466回例会)●今月のFMICSは、アメリカの競争的資金の配分についてチェックいたします。ゲストは、この3月までアメリカで高等教育関係の調査研究を続けられた、高エネルギー加速器研究機構の織田雄一さんです。●いただいたメールをご紹介します。National Science Foundation(NSF)のファーストレーンという電子申請システムは補助金の申請、審査(審査員への事前送付も含む)、審査結果の伝達などすべての過程を電子化したもので、どの大学からもexcellentの評価を受けています。これは一度見てみないとそのすごさは分かりにくいのですが、日本でもこのシステムが将来的に導入されればどれほど競争的資金の配分が楽になるかと思います。NSFはこうした事務の徹底した合理化で連邦政府から唯一最高評価であるグリーンの評価を受けている機関です。科研費は、今後このプログラムオフィサーによってコーディネートされることになります。その過程は昨年度の総合科学技術会議の議事録を見れば知ることができます。ただ、私学助成に取り入れられることは当面はないと思いますが!●FMICS人の皆さまには、COE、COL等の競争的研究資金についての理解を深めるためにもご参加ください。 ★ 「競争的研究資金制度改革について」中間まとめ(意見)平成14年6月19日総合科学技術会議の冒頭の「競争的研究資金制度改革の必要性」には次のように記されています。
★ 同書の3頁には、米国のプログラムオフィサーの役割について次のように説明しています。(注)「米国のプログラムオフィサー」の役割は、例えば、評価プロセスの選択、評価段階においては、評価者の選任、現地調査への参加、合議審査会議などの評価プロセスの計画・実行、どの課題にどの程度の資金提供を行うかの最初の立案、また、実施されている研究開発課題の進行状況の評価等である。プログラムオフィサーの殆どが、自然科学系の博士号を有しており、担当研究分野の知識や研究経験を持ち、その研究動向についても熟知している。 ★ 皆さまには、是非とも次のサイトにアクセスされ「中間まとめ」「意見」等をご覧ください。 http://www8.cao.go.jp/cstp/output/ 【日時】 平成15年10月25日(土) 午後2時30分 〜 午後6時
【テーマ】 米国NSFに見るグラントシステム
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★基調講演★ 信州大学留学センター教授・前信州大学事務局長 高石 道明 |
★発表★ 信州大学留学センター教授 高石道明ゼミ代表 信州大学教育システム研究開発センター助教授 西垣順子ゼミ代表 桜美林大学大学アドミニストレーション専攻 高橋真義ゼミ関係者代表 高等教育問題研究会FMICS代表 |
★問題点の深化★ 「SHINGI式自己表現・評価トレーニング」による問題点の深化 ファシリテーター 桜美林大学大学教育研究所長 高橋 真義 |
11月15日(土) | 13時 現地集合 14時 ゼミ開始(夕食会と同じ宴会場) 17時 ゼミ中断 18時 夕食会 19時 夕食会終了 20時 ゼミ再開〜22時ころ終了 |
11月16日(日) | 7時 朝食 9時 ゼミ 12時 閉会 |
【宿泊費】 14,000円(一泊二食&懇親会)
<<一次申込10月25日(土) shingi@obirin.ac.jp 高橋まで>>