BIG EGG2月号の発送作業は、
2月10日(火)6時〜(先行隊は午後2時〜) 恵比寿・日能研ビル にて行います。 皆様のご参加をお待ちしています!!! |
2004年1月のFMICS
一年の計はブランディングにあり「トヨタのCB(コーポレートブランド)価値は5兆6602億円で前年比8%増。前回調査の71%増ほどの勢いはないが、順調な業績と『燃料電池車やハイブリッド車など環境技術への取り組みがブランドを高めた』(伊藤教授)。2位のNTTドコモも2年連続だが携帯電話は飽和状態なのを反映して、価値の伸びも1%にとどまった。 3位のキヤノンと7位の武田薬品工業は旺盛な研究開発投資と特許などの知的財産を活用、競争力の高い製品群を送り出して順位を上げた」(日本経済新聞2003年12月12日朝刊) 伊藤敏雄一橋大教授と日本経済新聞社が協力して開発した企業ブランドの総合力を示すコーポレートブランド価値の2003年ランキングが発表さ れた。今回で3回目である。 調査の方法は、顧客や従業員、株主の企業ブランドに対する認知度や忠誠度(ロイヤリティー)を数値化し、ブランドが将来生み出すであろう現金収支を現在の金額価値に換算するもので、上場680社を対象に、2002年度連結決算の財務データ、2002年9月の日経企業イメージ調査、国内 外のビジネスマンへの聞き取りなどを活用したという。 ブランドが価値を有し、しかも従業員の忠誠度もその源泉としている点を明確に意識している大学人は残念ながら少ないであろう。 「あえて優先するなら従業員価値ですね。社員から見たブランドをインターナルブランドといいますが、今の日本企業にとってそれが一番大切なのです。インターナルブランドが上がらずしてエクスターナルブランド(顧客向け)だけがぐいぐい上がるということは、ちょっと考えにくいですね」と調査開発者の伊藤教授は言う。(同紙2003年12月17日富士ゼロックス広告) コーポレートブランドの構成要素である、顧客価値、従業員価値、株主価値で、最も重要なものは何かという質問への答えである。 続けて、組織の意識をポジティヴに変える役割が大きいミドルの方向性として、@事業プロセス、仕事プロセスを徹底的に効率化する、Aビジネスモデルを新しく企画する、の2点を挙げ、両方の実践を提唱する。また、そのための上司・同僚での相談相手の存在が不可欠とも語る。 そこでの経営者の役割は、信頼と誇りを高められるようなオフィス創造戦略の推進であり、キーワードは、効率、オープン、ネットワーク、対話型と言う。 学生満足度を高めるためには、教職員の満足度の向上が前提となるのであろうが、大学では、その前に、従業員のブランドへの忠誠心、顧客への奉仕、競争的環境の理解など、クリアーしなければならない前提条件があまりにも多い。年中屠蘇気分の大学には成長も存続もない。 (山本 明正) 社会人として「みなさんは、学生さんが一番身近に接する社会人なんですよ。」この夏に受けた接遇研修で講師の先生に言われた言葉です。そして続けて、「社会人としての良いモデルとなっていますか?」と問いかけられました。 私たちは大学で働いています。私たちは社会人です。そして学生たちの殆どは、これから社会人になっていきます。分かりきっていること、当たり前のことですが、実はあまり意識したことがありませんでした。正確に言うと、「学生はこれから社会人になる存在である」ことは常に考えてきましたが、「自分は社会人である」ということの意味について考えたことがなかったのです。 その場は接遇の研修でしたから、主に言葉遣いについての話となりました。大学と学生の関係は、デパートとお客様の関係とは少し違います。謙った物言いはそぐわないと思うけれど、では、きちんとした丁寧な言葉遣いを私たちはしているでしょうか。フレンドリーでありたいと思うあまり、フランクになってしまってはいないでしょうか。学生の要望に応えられず、「教務課は冷たい」という苦情があった時に、「そういう業務内容だから、冷たいと思われてもしょうがない」と言い訳してはいないでしょうか。それでいて、学生の言葉遣いについて、「あれでは社会人になった時に通用しない」なんて眉をひそめたりしていないでしょうか。 社会人に求められるのは、言葉遣いだけではありません。時間を守ること、業務がスムースに流れるように情報を共有すること、ミスをした時の対応の仕方、職場の備品を私物化しないといったことはもちろん、窓口から見える机上の様子はだらしなくないですか?机に向かって仕事をしている時の姿勢は?学生に対して「社会人」を語れる態度で仕事に臨んでいるでしょうか。 卒業した学生が社会人として自立できること―これは大学に要求されている機能のなかで一番大きなもののひとつだと思います。そのために、学生時代に経験やスキルを積み重ねることの重要性については、大学に関わる者はみな認識しているところでしょう。インターンシップや低学年からの進路意識への動機付けなど、「学生が社会人となるために」どの大学でもさまざまな取り組みをしています。しかし、「社会人とはどういうものか」ということがわからなければ、学生はどこへ向かっていけば良いのか分からないのではないでしょうか。そのために私たちができること、しかも今からでも、就職支援担当でなくてもできること、それが、私たち自身が「社会人としての良いモデル」となることだと思うのです。学生が憧れるような「社会人」でありたいものです。 (高城 彩子) FMICS 1月例会 (第473回例会)●今年4月には、国立大学が国立大学法人となります。国公私立大学の活きのぼり競争は正念場を迎えることになります。●お念仏「個性の輝く大学を創ろう」をいくら唱えても大学は変わりません。私たちが変わらなければ大学は変わらないのです。私たち一人ひとりの熱いミッション・パッション・アクションを束ねて、大学を元気元気元気する。一人でもが気を抜けば大学は沈没してしまいます。●新春1月のFMICSは合宿例会です。工学院大学・新宿キャンパスでの月例会に続いて湘南葉山に会場を移します。新鮮な海の幸と冷たいビールで懇親会。こたつの中でのオールナイトFMICSは、漁り火が朝もやの中にとけ込むころまで続きます。●2004年度のFMICSのアクションプランを練り上げます。そして、参加の皆さまには、激変する高等教育に対する想いと決意を「伝説創り」をキーワードに語っていただきます。勿論、「自己表現・点検シート」で、あなたは仲間から評価を受けることになります。●翌朝は、ゆったりと葉山の海を見ながら、美味しいコーヒーとケーキで反省会となります。●FMICSらしさを十二分に体感できる1月合宿例会は、通称「こたつ合宿例会」とも言われています。お仲間もお誘いの上、ぜひぜひご参加下さい。昼、夜プロのみの部分ご参加も大歓迎いたします。 【日時】 2004年1月31日(土)〜2月1日(日)
【テーマ】 今 あなたは何をしなければならないか
【プログラム】
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1月31日(土) | |
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12:30pm | 月例会受付開始 |
13:00 | オリエンテーション 大学のミッション・社会貢献を検証する 桜美林大学大学教育研究所 高橋 真義 公立大学協会事務局次長 中田 晃 |
15:00 | 合宿FMICS葉山会場へ移動 |
18:00 | 夕食&懇親会 |
21:00 | 点検 FMICS 2004 アクションプラン |
22:00 | 自己表現 伝説を創る/わたしのミッション・パッション・アクション |
2月1日(日) | |
1:00am | 朝までフリートーク |
8:00 | 朝食 |
9:00 | 総括 |
オリエンテーション: | 会員1,000円 / 学生500円 / 非会員1,500円 |
合宿FMICS: | 懇親会&宿泊10,000円 / 懇親会のみ日帰り6,000円 |
【参加条件】 合宿FMICS参加者には、@激変する高等教育に対する想いと決意を「伝説創り」をキーワードに語っていただきます。自己申告時間は20分間以内とします。テーマは自由といたします。レジュメを15部ご用意下さい。A800字程度で MY FMICS をお書きいただきます。提出期限は2月7日(土)です。B点検「FMICS 2004 アクションプラン」では、今年一年間の活動企画を練ります。
【申込先】 定員になり次第、締め切らせていただきます。1月27日(火)までに、坂田 範夫 kintoki(アットマーク)tamajs.chuo-u.ac.jp までお申し込み下さい。
*例会中の連絡先: 090-4715-4607 高橋 真義
1月の名古屋FMICSは、参加者全員10分間スピーチです。元気元気元気を合い言葉に、新たな旅立ちと新年の決意表明をしていただきます。
特別報告「高校現場の諸問題と大学との接続を模索する」を高校の先生にお願いしています。
【日時】 2004年1月22日(木) 午後6時半〜8時半
【会場】 大垣市・中村屋旅館 TEL:0584-78-2763
【テーマ】 今 あなたは何をしなければならないか
大学を元気元気元気にするための伝説を創る
【参加費】 5000円(懇親会費含む)
【申込&問い合わせ先】 高等教育問題研究会名古屋支部事務局
林 憲和(岐阜聖徳学園大学総合企画課)
nhayashi@ha.shotoku.ac.jp
●FMICS Staff Development 略して 「SD」は、月例会とは別に、原則として第3週の水曜の夜に開催されているゼミナール型の勉強会です。超競争時代をしたたかに活き抜くためにも、大学人一人ひとりの努力を束ねる場です。
(1)メディアチェック
あなたのアンテナが何かを感じた新聞・雑誌等の教育&経済トピックスを、切り抜いて持ちよりディスカッションします。トピックスは厳選して1件、A4縦判にコピー(15枚程度)して、氏名と簡単なメモを付してご持参ください。各自5分間程度のコメントをしていただきます。
(2)テーマを定めた継続的な勉強会
いよいよ2004年4月から国立大学法人が誕生します。予想を遙かに超える状況変化にいかに対処すべきか。ミクロな視点ではなく、大所高所からの意見交換をする場にしたいと思います。
【日時】 2004年1月28日(水) 午後6時30分〜8時30分
【会場】 工学院大学新宿キャンパス 高層棟27階 2710ゼミ室
*教室変更もありますのでご注意ください。
【参加費】 会員:500円 学生:300円 非会員:700円
【申込先】 桜美林大学 出光 直樹 idemitsu@obirin.ac.jp
法科大学院(ロースクール)は、勝ち組大学のステータスになるのか否か。優秀な学生を集めるために授業料をディカウントすることは、大学経営の命取りにならないのか等々。ロースクールについていろいろと考えたいと思います。
なお、皆さまには「Yomiuri Weekly」03.12.28 徹底分析「ロースクールの勝ち組」80〜84頁をご一読ください。
【日時】 2004年2月21日(土)午後3時〜
【報告者】 Yomiuri Weekly 石塚 公康
【会場】 工学院大学新宿キャンパス
●SKF(関西FMICS)が総力を挙げて企画担当する、今年3月の FORUM IN KYOTO の日程とテーマが決定しました。●会場は、昨年に引き続き大谷大学湖西セミナーハウス。琵琶湖を見下ろすFORUMというのも素敵です。テーマは、仮称ながら〈外から見た大学、中から確かめた大学〉を確認したいと考えています。夜プロは、「『私は』『私が』で語る大学職員論」。今年もプレゼン希望者を募集します。持ち時間は20分。多数の応募を期待しています。
【日程】 2004年3月13日(土)〜14日(日)
FORUM 午後2時〜7時
夜FMICS 午後9時〜翌朝
【会場】 大谷大学 湖西キャンパス・セミナーハウス
【申し込み・お問い合わせ】
SFK事務局・滝川 義弘(大谷大学 教育研究支援部教育研究支援課)
tacky@sec.otani.ac.jp