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2004年6月のFMICS
禁煙が進む4/19朝日新聞夕刊にこんな記事が出ていた。喫煙家には耳の痛い話ではあるが。 『喫煙者は採用選考の対象にさえしない企業が出てきた。・・大手企業はここまで顕著ではないが、社内禁煙の流れは確実に強まっている。たばこを吸うというだけで、「不適格」の烙印(らくいん)を押され、企業選択の幅が狭まる。・・喫煙者を採用から除外すると、良い人材が集まらないのでは、という不安もあったという。・・だが「まったくの杞憂だった。かえって会社の主張がはっきりみえると好評なくらい」と胸を張る。 アメリカ社会では健康管理が出来ない者は企業のトップにはなれないと言う。いよいよ日本もアメリカの風土に近づきつつあるようだ。 また本年3月9日には「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」をわが国も批准した。この条約によって、これまで各国が個別に実施しされていたたばこ対策について国際協力の枠組みを与える第一歩となるものであり、たばこ対策への取組や保健分野の国際協力に関するわが国の積極的な姿勢を示す上で大きな意義があると言われている。 日本の大学での禁煙教育の現状について、ネット検索で調べてみたところ1万件を超えるヒットページがあった。中でも注目したのは兵庫県で、平成16年度の目標として、全国で初の県内すべての小・中・高校や大学の敷地内禁煙を目指し「受動喫煙防止対策指針」を決めている。法的な拘束力はないが画期的な指針と言えるであろう。 日本の大学構内でも健康増進法の施行に伴い、受動喫煙防止対策を講ずる必要な措置が取られている。 全面禁煙の大学と分煙の大学、喫煙場所も密閉空間か場所指定か、学内での煙草の販売の有無、学内の周知も啓蒙活動か看板だけか、など大学間で実施状況にかなり温度差があるようだ。 利益を目指す民間会社では、イメージダウンは避けたいところであるが、この社会は何事にも無頓着の傾向が見られる。確かに良い点もあるが、気が付いたときにはかなり手遅れになっていると思われる事象も散見されている。 新たなことを始めようとしたときには、急がば回れである。ルール違反を見逃さず、叱らず、笑顔で諭す。相手が参ったなと見て手取れたら、再度にっこりする。一罰百戒よりも格段に効果的なことは良識的な方々はすでに御了知のはずである。 (鳥居 聖)
あったか大学創りただいま展開中紫陽花の彩りが鮮やかな季節になりました。1年生の元気元気元気エネルギーで大学が満たされる一方、4年生は就職活動、教育実習で人生の勝負。梅雨の季節で気分はブルーですが、ここで真義さん直伝の“さわやかな笑顔で学生へ声をかける”のと“ぎゅっと握手して学生を褒める”が活きてきます。 朝の笑顔のトレーニングで一日がスタート。鏡の前で笑顔の確認、「おはようございます。今日も一日明るく元気にいい笑顔で仕事をする。よし、行くぞ。」初めのうちは、おっかなびっくりでしたが、慣れてくるとこれが快感になってくる。しばらくして、名前をしっかり覚えて挨拶。これで学生がある日ガラッと変わる。これがすごい。時には私が圧倒されるくらい100%ジュースならぬ120%スマイルで挨拶してくる。さらには、掲示物を貼っているときにうしろから挨拶してくれるナイスな学生もいる。ある学生からは、「名前をきちんと呼んで挨拶してくれたのは宮本さんが初めて。家ではお姉ちゃん、友達はニックネームやあだ名だし!」。新たな気づきでした。学生の名前を覚えるのは、私の尊敬する師匠の1人である文教大学学生課の松本さんから学んだことです。 挨拶が縁で話をするようになった学生の一部を紹介します。ヴァイオリン2年のWさん、最近ドトールコーヒーでバイトを始めた。平日は朝の6時から2・3時間程、後は土・日で入れる時。今までバイトやったことがなかったのでいろいろな体感をしている最中。私も少し早起きしてWさんスペシャルのコーヒーを飲みに行かなくては! トランペット2年のA君、昼休みに大学の中庭で涼んでいると、友人と昼食時間。なんと弁当を自分でこしらえたらしい。思わず声をかけ、シェフの話を聞く。「今日はご飯と水餃子。餃子の皮とひき肉買って包んだけど、なかなかうまくいかなくて。でもね、最後はバッチリすよ」携帯の写メールを見せてもらうと何ともすばらしい形の餃子が画面いっぱいに。「たくさんつくったので、焼餃子と水餃子に」「この水餃子のトッピング、なんとひき肉にポテトチップス入れたんす。」試食してみると何ともいえぬ未知との遭遇、うまい。さらに話が展開し、“神のシチュー”というのを写メールでみせてくれた。なんでも、隠し味にひき肉入れてものすごくうまかったので命名したとのこと。「宮本さん、何かいいおかずないっすか」お弁当のおかずで互いに成長していける存在である。 2台ピアノの練習部屋を借りにくるピアノ3年のMさんと音楽教育3年のTさん、「宮本さん、もしかして私たちの名前知ってますか」「もちろん、姓名ばっちり覚えてるよ」「すごーい」名字はもちろん名まえはもっと大切、ご家族の方が一生懸命考えて命名した思いが入っています。 挨拶から始まる学生との対話、そして互いの人生を知り、信頼関係が生まれ深まる。さらに、学生が成長していく姿を体感できることは、学生課にいる醍醐味でもあります。あったか大学創り、学生と共に展開中です。 (東京音楽大学学生課 宮本 輝) FMICS 6月例会 (第483回例会)
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