協力求む! 次回 BIG EGG 発送作業 12月27日(月)6時〜 <早番は2時〜> 恵比寿・日能研ビル |
2004年12月〜2005年1月のFMICS
学生サービスとは何か過日、某私立大学事務局長とお話しする機会があった。学生サービスとは何か、という話題の中で、毎日新聞(H16.11.15大阪朝刊)の記事を取り上げてお話しされた。 それは、カネボウの小城武彦社長に聞く、「顧客志向強め、収益強化−目標明確にスピード重視」という記事であった。 お話を聞いていると、目から鱗が落ちることとなった。この言葉の語源は、聖書である。念のため(新約聖書 使徒言行録 第9章第18節) 世の中には、成功事例はたくさんあるが、どの話も割り引いて聞く必要がある。しかし、失敗事例はほとんど公表されてこなかった。このインタビュー記事は、なぜカネボウは倒産したのかを如実に物語っている。つまり失敗例の轍を踏んだらいけないというメッセージにほかならない。 社員を教職員、社内を学内、顧客を学生、市場を18歳人口と読み替えて頂くと、この大学業界とまったく一致すると考えられる。 −これまで組織運営で足りなかったものは? −主力の日用品、薬品、食品は、デフレ下で競争が激化しています。 −業務遂行で社員に何を求めますか。 売上高にどう結びつくかの目標設定が「仮説」。結果が出なければ、何が不足したかを「検証」する。市場の変化が早いので、検証も半年や1年でなく、3カ月ごとに行う。失敗しても、社員を罰する材料でなく、育成と激励に使いたい。次にどう成果を出すかが大事だ。(インターネットで記事検索) みな様如何でしたか、思い当たる節はありませんか?誰のために、何のために、私たちは大学で働いているのでしょうか? 改めて、考え直させる記事でした。 さて、私事で恐縮ですが、来月から8月末までアメリカのコミュニティー・カレッジへ調査研究(海外先進プログラム)に行くことになりました。 事前にいろいろ調べておりますが、CCの詳細な資料をお持ちの方は、ご一報して頂けると幸いです。 (鳥居 聖) We are with you を目指して「ドアを開けるのに勇気が要った不動産屋さんを気軽に入れるコンビニに変えた業界の革命児、東京・八重洲にあるアパマンショップネットワーク大村浩次社長の日常はすさまじい。午前3時50分ベッドを抜け出し、午前5時前に会社の席に着き、午前6時本社前の道路や地下道階段をホウキで掃く。朝の掃除は謙虚に物事に取り組むという原点の時間という。ごみと一緒に慢心を掃いて捨てる。客の生の声を聞くため、車を運転して物件を案内。合間に社長業をこなし、職場を離れるのは午後9時半を回る。1日はまだ終わらない。なぜ、そこまで?“不動産は貸し手市場。これを変えなければ。”思いを遂げるには1日18時間でも足りなかった。スーツ姿で接客し、顧客の質問をはぐらかすのではなく、きちんと応対する接客。もとは個人営業の集団にこれを徹底させるのは大変だ」(日本経済新聞2004年11月2日朝刊) 「大学職員はつかえない、話にならない」学生さんからの不安感や不信感に心痛む毎日です。学内で定期券を落とし、事務局に届いていないかと窓口に来た学生さん、ある担当者がもし届いたら連絡する旨伝え、連絡先を聞いて処理したところ、他の職員より“そういうことにいちいち応対していたらきりがなくなる”今後はしないよう指示があったそうです。カウンター業務で担当者によって応対が違うと学生サービスが平等にならないと考えているのでしょうか。 この世に同じ性格、同じ顔の人がいないのと同様、学生さんも十把ひとかけらではありません。かけがえのない存在として一人ひとり正面から向き合う必要があります。シーズ(大学人の視点)とニーズ(学生・家族・受験生・卒業生・地域などの必要や要望)のギャップ、ないしズレ。2000年の鳥取県西部地震のとき、県独自で住宅助成に踏み切った片山知事の言「官僚の言うことより、被災者のほうが大切」と重なり、私にとって大きなテーマとなりました。 大学職員はカウンターの奥で机に向かっている時間が多いと思います。しかし、体を動かして違うことをするのが仕事であり、動きに比例してビジネスは発展します。ライブドア、楽天の両社長は実際に仙台に行き、いろいろ動いていました。そして何よりも大切なのは Enjoy & Fun が仕事の原動力です。真義夢考房はまさに多彩さを増す大学変革の担い手が集う場、戸惑い、悩みながらも足と止めず、大学に活力を送り込む。新しい大学の姿がきっと見えてきます。 「観測者の後方からさしこむ太陽光線が前方の空の雨粒に反射し、屈折し、分光されてもどってくる」、それが虹である(倉嶋厚「季節おもしろ事典」、東京堂出版)。来年も“北風と太陽”の太陽のように、後方からさしこむ太陽光線として、学生さんの今を見つめ、過去を知り、共に未来の虹を見ていきます。皆様、よいお年をお迎えください。 (東京音楽大学学生課 宮本 輝) ご案内1 FMICS12月例会 (第491回例会)●12月のFMICSは、大学職員力を養成する参加者全員型トレーニングです。●競争的環境を生き抜けという大号令に、あなたは原理原則忘れた砂上の楼閣の主人公になっていませんか。今こそ地道な努力のネットワークを自ら創っていく能力が求められているときはありません。皆さんとともに、FMICS的「さわやかな自信のある職員」を養成するために、問題点のカード出しと「SHINGI式自己表現・評価トレーニング」による問題点の深化を組み合わせたトレーニングをいたします。課題カード5枚は必ずご持参下さい。お若い方をお誘い合わせの上ご参加ください。●例会終了後は、FMICS恒例のワイワイガヤガヤの忘年会をお楽しみ下さい。 【日時】 2004年12月11日(土) 午後2時30分〜6時 【会場】 工学院大学新宿キャンパス 4階 0471教室
【テーマ】 みんなで考える職員力養成講座
|
第1部 岐阜聖徳学園大学 岐阜キャンパス 岐阜市中鶉1-38 電話 058-278-0711 12月11日(土) 午後2時〜4時 岐阜聖徳学園大学 エクステンションセンター開設記念講座 「こう変わる学校、こう変わる大学」 元文部科学大臣 遠山 敦子 午後4時半〜6時 オープニング記念パーティー 学生会館 |
第2部 東海坐禅道場 洞戸村下洞戸927 電話 0581-58-7014 午後7時半〜8時半 岐阜県武儀郡板取村の露天風呂に入浴。 午後9時半〜12時 「社会貢献としての大学開放」 全日本大学開放機構理事長・上智大学教授 香川 正弘 12月12日(日) 午前6時 起床 掃除・坐禅・読経・喫茶 円空ゆかりの高賀神社・仙涯和尚ゆかりの寺 見学 午前解散 |
【参加費】 第1部:無料 第2部:5,000円
【申込先】 林 憲和 (岐阜聖徳学園大学) nhayashi@ha.shotoku.ac.jp
恒例の関西FMICSの年忘れミーティングをご案内します。皆さまの来る2005年のアクションプランについてを発表していただきます。3月フォーラムについても打合せをいたします。ただいま、鋭意ホットな会場を物色中です。
【日程・会場等についての問い合わせ先】
滝川 義弘 (大谷大学 教育研究支援課) tacky@sec.otani.ac.jp
●FMICS Staff Development 略して 「SD」は、月例会とは別に、原則として第3週の水曜の夜に開催されているゼミナール型の勉強会です。超競争時代をしたたかに活き抜くためにも、大学人一人ひとりの努力を束ねる場です。
(1)メディアチェック
あなたのアンテナが何かを感じた新聞・雑誌等の教育&経済トピックスを、切り抜いて持ちよりディスカッションします。トピックスは厳選して1件、A4縦判にコピー(10枚程度)して、氏名と簡単なMEMOを付してご持参ください。各自5分間程度のコメントをしていただきます。
(2)テーマを定めた継続的な勉強会
いよいよ2004年4月から国立大学法人が誕生しました。予想を遙かに超える状況変化にいかに対処すべきか。ミクロな視点ではなく、大所高所からの意見交換をする場にしたいと思います。
【日時】 2004年12月22日(水) 午後6時30分〜8時30分
【会場】 工学院大学新宿キャンパス 高層棟27階 2710ゼミ室
*教室変更もありますのでご注意ください。
【参加費】 会員:500円 学生:300円 非会員:1000円
【申込先】 桜美林大学 出光 直樹 idemitsu@obirin.ac.jp
●1月は恒例の合宿例会です。新宿・工学院大学でのオリエンテーション。そして、大学を元気元気元気にするための伝説創りをテーマに、SHINGI式による参加者全員発表をいたします。●プログラムは変更される場合がありますので、詳細は、FMICS BIG EGG 1月号にて確認下さい。
【日時】 2005年1月29日(土)〜30日(日)
オリエンテーション 午後1時〜3時
合宿FMICS 午後6時〜翌午前9時
【会場】 工学院大学新宿キャンパス & 中央大学葉山寮(神奈川県葉山町)
【申込先】 坂田 範夫 kintoki(アットマーク)tamajs.chuo-u.ac.jp までなるべくお早めにお申し込み下さい。