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2005年7月のFMICS
「知恵と汗で村を元気に」をキャッチフレーズに長野県泰阜(やすおか)村、人口は約2100人、65歳以上の高齢者が約800人と高齢化率38%を超える典型的な過疎の山村である。厳しい財政状況のなかでも知恵を出せば何かできるのでは、ということで「知恵と汗で元気な村を」をキャッチフレーズに、ゼロ(ゼロ的)予算事業を職員から提案してもらい、次の5事業を17年度の事業として実施することになった。@村花「かたくり」群生地、益す増す大作戦A竹きり翁(おきな)事業:景観も損ね、特に冬、降雪により通行の邪魔となる道路沿いにある竹林を整備B泰阜ステーションクリーン大作戦:5つあるJR飯田線の無人駅の職員による清掃、美化事業Cお酒は楽しく「ふたり酒」事業:高齢者福祉対策で、職員が希望により一人暮らし高齢者宅へ出向き、晩酌のお相手をするD村民グランド除草大作戦。 この事業なかで特に「お酒は楽しくふたり酒事業」がユニークな事業として注目されている。泰阜村では20年ほど前から高齢者福祉政策に力を入れてきた。松島貞治村長の「1人ずつ顔を合わせて話をすることが、福祉のあるべき姿」との考え方で、新たな事業を模索。以前に、女性職員が妻に先立たれた高齢者の男性を役場の食堂でもてなし、大変喜ばれたことを思い出し、晩酌相手を無償でする企画が浮上。松島村長が「ふたり酒」と名付けた。村長自ら高齢者宅を訪れることもあるという。 村の事業でありながら予算は一切なし。職員は自腹で残業代も出ない。このため職員46人の全員参加ではなく、有志が付き合う。基本的に酒などは役場側が用意。3人1組(内1人は運転手)で自宅を訪れるか、役場に招き、酒を飲む。1人1000円程度の会費を3人で割り勘する。1人の高齢者につき年2回程度、役場の仕事が終わった後の午後6時半ごろから、2時間以内を目安に酒などを飲みながら歓談する。女性職員が男性を相手にする時は、男性職員も同席する。 7月に入りました。この半年を振り返るととても悲しく心痛む出来事が多かったように感じます。そして連日のように未来の大学生になるはずの子どもの事件が続いています。大学職員として“How you make things better(いかにものごとをよくするか)”を座標軸に日々仕事に取り組んでいますが、モチベーションを高めるのには元気が必要です。それには自分の居場所でじっとしていてはだめ、外へ外へと出て行って、巡り合って育てて行かないと。今月は立教大学で大学教育開発・支援センター主催の寺ア昌男先生の連続セミナー第2講と、1年間待ちに待ったFMICSシンポジウムがあります。大学への熱い想いを持った元気びとと共に、たくさんの知恵の可能性に触れ、おせっかいなぐらいのあったかさでいい汗をかきませんか?「大学を元気に、学生さんを幸せに」するあなたの熱さとの出会いを楽しみにしています。 (宮本 輝) ESL と EAP についてアメリカのほとんどの都市部の大学では、英語が母国語でない学生のためのESL(English as a second language)クラス(授業科目)やEAP(English for academic purposes)コース(講座)と呼ばれるプログラム(教育課程)が用意されている。このプログラムはいろいろな国からの移民や留学生などを対象に、英語に重点を置いたクラス(授業科目)群から構成されている。このESL、EAPも母国語でない生徒のために用意されているという点では同じであるが、それぞれの大学によってその意味合いは違っている。私の在学しているノーマンディールコミニティーカレッジ(NCC)では、ESL、EAPともに別々の役割を持ったプログラムとなっている。 ESLの各クラスは、卒業要件の単位として数えられないクラス(アンダーカレッジレベル)である。プレイスメントテストで卒業要件の単位として数えられるクラス(カレッジレベル)を受講出来ないと判断された英語が母国語でない学生に対して、カレッジレベルのクラスを取るための準備、または英語力をあげるためのクラスとして用意されている。 現在NCCでは、ライティングやリーディングなどの科目に、3段階のレベルが用意されており、学期末ごと進級試験を受けて次のレベルを受講出来るようになっている。大学の中にはライティング、リーディングのほかに、スピーキングやリスニングと言ったコミュニケーションのためのクラスも用意されている。 EAPの各クラスは、ESLの免許を持った教員によって教授されている。このEAPの各クラスを受講する利点として、(1)一般のクラスに比べて、授業の進み方がゆっくりである。(2)教授がESLの免許を持っているため学生の英語の理解力を判断して授業を進めることもできる。(3)英語が母国語でない学生でも引け目を感じることなく進んで授業に参加出来るなどがあげられる。なお、英語が母国語の学生も受講できる。 EAPはESLに比べて開講されるクラスが少なく、一学期に2クラス程度ではあるが、年々増えている英語が母国語でない学生の数に伴って需要が増えている。私が以前受講したコンピューターアプリケーションのEAPクラスは難民が多く、学生が基本的なレポートの作成が出来ないといった問題の克服のために、ワード、エクセル、パワーポイントを教えるカレッジレベルのクラスだった。 このようにESL、EAPという違った役割を持ったプログラムが、英語が母国語でない移民や留学生のサポートとなっている。 (村上 梓) YFN 7月例会(第505例会)学園おこし、町おこしのためにFMICS有志で始めた聖徳茶会の町おこし編=柳津町・岐阜聖徳学園大学連携による岐阜出身の偉大なる文化人・財界人の原三渓顕彰講座を横浜三渓園を尋ねて行います。参加者は、岐阜県・柳津町・岐阜聖徳大学・早稲田大学・三渓園関係者が多数集まります。 【日時】 2005年7月17日(日) 午前11時〜午後4時 石井三渓園園長による歓迎挨拶・廣瀬町長による挨拶・村上前副総長による早稲田大学と三渓翁との繋がりの説明・資料館見学・川幡参事による三渓園・内園・外園の特別見学説明会(1時半〜4時) 【会場】 横浜・三渓園 【テーマ】 岐阜県羽島郡柳津出身の郷土の偉人
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