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2006年2月のFMICS
「子どもの学習費調査」の概要について考える昨年末に文部科学省から平成16年度「子どもの学習費調査」の結果概要が公表された。この調査は2年毎に実施されている。 一番驚かされたのが、小学校の子どもの「学習費総額」の伸び率が7.5%であり、次いで公立中学校が次いで7.2%であったことである。特に授業料を必要としない公立小学校・中学校においては、「学校外活動費」の構成比が高く、それぞれ9.7%(21万9千円)、9.2%(29万9千円)の伸び率となっている。更に、人口規模別で比較してみると市町村の人口が5万人以上〜15万人未満の公立小学校では19.9%に、指定都市・特別区の公立中学校では28.9%の高い伸び率となっている。また、額ではいずれも人口規模が大きくなるほど高くなっている。 学校外活動費」の内訳である「補助学習費」と「その他の学校外活動費」についてみてみると、前回調査と同様、公立は小学校第6学年を境にして「補助学習費」の割合が、「その他の学校外活動費」の割合を上回っている。 更に「補助学習費」の内訳である「学習塾費」を学校種別に伸び率をみると、幼稚園では公立17.4%(公立8千円)、私立23.9%(1万5千円)、公立小学校では14.4%(5万8千円)、中学校では公立8.5%(7万5千円)、私立15.6%(12万2千円)、高等学校では公立7.3%(6万8千円)、私立12.8%(12万3千円)となっている。中学校では私立より公立が高く、幼稚園、高等学校では公立より私立が高くなっており、公立学校については、幼稚園4歳児から中学校第3学年まで、学年が進むにつれて高くなっている。なお、公私立を問わず最も額が高いのは、公立中学校第3学年の25万円、伸び率8.1%となっている。 幼稚園から高等学校卒業までの14年間の学習費総額があったので、それに平成14年度学生生活調査結果の数字(学費、自宅通学)を重ね合わせてみた。
大学に自宅外から通学する場合には、この学習費・学費以外にプラス320万円ほどの費用がかかる計算となった。 少子化対策に関わる諸施策が為されてはいるが、このような結果を踏まえると、子どもにかかる教育費用についてどの様な施策を打ち出すのか早急に議論して頂く必要があるのではないか。 (鳥居 聖) もう6年いたくなる学校先日、ある中高一貫校の卒業生と電車の中で話す機会があった。「どんな学校だった?」と聞く私に、彼は「あと6年いたかったですねえ〜」と嬉しそうに、そして自慢げに答えた。大学を出て数年経つ年齢くらいのはずの彼だが、その中高のことが忘れられないというか、愛してやまない存在のようだった。たった4駅の間の話だったが、その学校が見て取れたような気がしてなぜか自分も嬉しかった。ふつう、どんな学校だった?という質問には、自由だったとか、楽しかったなどの大ざっぱな答えか、または、妙に具体的に先生や学校生活の話などが出てきたりするものだ。しかし、彼はそんなことには触れず、あと6年いたかったと、それだけを言ったのだ。こんなことを言わせられる学校が日本中の学校にどれだけあるだろうか・・と電車を降りながら考えた。彼は卒業後もちょくちょくその学校へ行っているし、この間も行ってきたばかりとも言っていた。残念ながら何をしに行くのかまでは聞けなかったが、先生と話したり所属していたクラブの様子を覗いたりしてくるのだろう。いずれにしても、そこは彼がいつでも行ける場所で、いつでも迎え入れてもらえる大好きな空間であることは確かだ。 学校の「満足度」をはかる際に、卒業生がよく訪れるかどうかということが言われることがある。「満足度」というよりは、「つながりの深さ」なのかもしれない。いや、もっと簡単に言えば「大好き」かどうかということだろう。でもそれは、けっして「片想い」ではないと思う。彼らも学校(教職員や教育空間)を好きだし、学校も彼らを好きなのだ。 ある私立小学校の説明会で、「まず、自分はこの学校が大好きで、だからみんなに好きになってほしい」と校長先生が話されたことがあった。どんな建学の精神や教育理念よりもわかりやすく心に残ったフレーズだったように思う。また、ある私立中高一貫校の説明会で在校生保護者が語った志望理由にも「自分の学校が好きという先生がいる」というフレーズがあった。 「好き」なものや「好き」な空間だから、さらに良くしたい、快適にしたいという熱い想いが、学校からもそこに通う生徒やその保護者からも自然と湧き出てきた時に、「もう6年いたかった」という言葉を生み出すのかもしれない。 私立学校を受験する場合は、もちろん自分の好きな学校を選んで受験することになる。「校風」と言ってしまえばそれまでだが、教職員がどれだけ自分の学校を好きかどうかも学校選択の際の重要なポイントになっていることは間違いなさそうだ。学校も生徒も愛しているという想いは、自慢ではなく自信として大いに伝わるということだろう。 (山本 真美) FMICS2月例会 (第515回例会)大学を取り巻く環境はますます厳しさを増してきています。大学がユニバーサル化し、さまざまなタイプの学生が入学してくる時代を迎え、大学が抱える課題はなおさら複雑化しつつあります。いわゆる伝統的大学のあり方ではすでに対応できないことは明白です。各大学は「大学改革」の名のもとにしのぎを削っています。競争的環境の中で、大学が個性化し生き残っていくためには、なんといっても大学の企画力が問われてきます。大学の企画力は「職員の力」にかかっているといっても過言ではないでしょう。 このような時代背景のもと、この研修会は「いま、大学職員は何をなすべきか」についてともに考え、問題点を深化させ、より深いところで各自が課題を発見できる場となることを目指します。そして、大学教職員向けの研修会などで好評をいただいている「SHINGI式 自己表現・評価トレーニング」を参加者全員で行い、「職員の力」につながる“プラス発想”の可能性、自己表現することと“聞き上手”になることの難しさとすばらしさを実際に体感していただきます。また、参加者同士の幅広いネットワーク作りの場としても寄与したいと考えます。 この度は九州産業大学のご協力により、会場をご提供いただきました。受験シーズンまっただ中ではありますが、これからの大学を担う熱き大学関係者の皆さまと可能性たっぷりの若き学生さんのご参加を切に切にお待ちいたします。 【日時】 2006年2月17日(金) 午後2時〜午後8時 【会場】 九州産業大学 本館3階 大会議室 【プログラム】
【募集人員】 約100人 【参加費】 資料代1,000円 懇親会4,000円 *参加費は当日受付にてお支払いください。 【申込方法】 【申込&問い合わせ先】 d-staff@hotmail.co.jp (中村 拓昭 :九州産業大学教務課) 【協賛】 九州産業大学 九州共立大学 私立大学職員人間ネットワーク *このプログラムは、東京財団より委託研究として支援を受けています。 YFN 2月例会(第516回例会)●2月例会はご存知我らがYFNの知恵袋、Web5W1Hラーニング代表の岩清水哲哉・克哉親子にプレゼンをしていただきます。●万博市民プロジェクト(未来創造夢の共和国 7/11-17)に参加され、Eラーニングの世界が学校を劇的に変えることを世の中にアッピールされました。そのことをご報告いただきます。(*11月例会振替) 【日時】 2006年2月17日(金) 午後6時30分〜8時30分 【会場】 浄土院 岐阜市東駒爪町16 【テーマ】 5W1Hはすべての学習の基本
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13:30 | 受付開始 |
14:00 | 第1部開会 司会 滝川 義弘(大谷大学 教育研究支援課長) |
14:20 | Presentation 1 出光 直樹さん (横浜市立大学 アドミッションズセンター専門職) |
15:30 | Presentation 2 志垣 陽さん (立命館大学 教育文化事業推進部次長) |
16:50 | Presentation 3 小畑 力人さん (和歌山大学 副学長) |
18:00 | Discussion |
18:40 | 第1部総括 由良 徹(光華女子学園 法人事務局長) |
18:50 | 第1部閉会 |
19:00 | 懇親会 |
21:00 | 第2部 All Night FMICS 【全員発表】あなたの21世紀の大学のカタチ |
24:00 | Discussion |
26:00 | All Night FMICS終了 |
31:00 | 起床&朝食 |
32:30 | 総括 |
34:00 | FMICS FORUM in KYOTO 終了 解散 |