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2011年6月のFMICS



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震災と入学手続の対応

 未曾有の被害をもたらした東日本大震災。あまりの出来事の大きさに、小欄で正面から取り上げる事が出来ないでいましたが、やはり自分の業務に関わる事について記してみます。

 横浜市立大学の入試担当者の私にとって3月11日(金)は、前期日程のみで終了する一般選抜の合格発表も済んで、週明けの14日(月)と15日(火)に入学手続を迎えるところでした。

 本学の入学手続は、合格者本人か代理人が、手続書類を直接持参して行うのが原則。私学では入金確認や郵送のみによる入学手続が一般的であり、国公立大学でも来学か郵送かを選べる大学が多くなっていますが、本学ではまだ来学による手続を原則として、例外的に郵送対応するという事にしており、今回この点が大きな影響をうける事になりました。 (なお来学による入学手続については、大学側のみならず学生側にもメリットがあり、全て否定されるべきでは無い、というのが私の考えです)

 さて3月11日(金)の午後、地震が起きてすぐに横浜市立大学(金沢八景キャンパス)とその周辺は停電となりました。建物への物理的被害は殆ど無かったものの、停電は夜9時過ぎまで続き、電話も繋がらない状態になりました。通信手段が機能しないため、合格者への対応は為す術がありません。交通機関が止まったこともあり、まずは広域避難所としての役割を果たす事になり、数百人もの学内や周辺の帰宅困難者等を体育館へ収容して、多くの職員が夜通し交代で避難者の対応にあたりました。

 入学手続者への対応は、交通機関が再開して避難者が帰宅した12日(土)の朝からようやく取りかかりました。朝になると外部からの電話も徐々に繋がるようになり、問い合わせの電話が鳴りやまなくなります。

 震災の状況を踏まえて、(1)来学による入学手続は予定通り行うこと、(2)郵送による受付も行い15日(火)までに学納金の入金確認と手続書類の郵便局への持ち込みが出来れば良いこと、(3)被災によりどちらも困難な場合は別途に対応する、との対応策を決め、午前11時頃にはWEBサイトにお知らせを掲載しました。

 その後、原発事故の影響から週明けの首都圏の交通が混乱したこともあり、結局14日(月)と15日(火)に来学して手続きを行った方は例年の半数くらいとなり、残りの半数の方は、電話・FAX・メール等での入学の意思と学納金入金の確認&書類の郵送により対応しました。また、一部の被災された方などについては、3月の下旬まで対応に追われる事になりました。

(出光 直樹)



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褒める門には福来る

 「3日以内に人をほめたことがある人、手を上げて」と学校説明会の時に必ず高校生に聞いています。凡そ7〜8人に1人の割合で手が上がります。先生も一緒に交えて聞きますが、今まで先生の手が上げられたことはありません。

 本学は幼児保育者の養成をしている学科があるため、高校生たちに“子どもたちから憧れられる先生”になりたいのなら、「子供たちを褒められる先生になってくださいね」と伝えています。

 高校3年生の場合は、残り10ヶ月、資格を取るために短大を2年で卒業すると、そのとたんに先生と呼ばれる“場”に立つことになります。子供たちから見れば、新卒の先生も古株の先生も同じ先生です。子供たちは、人に認められたくて、先生にほめられたくて仕方がありません。褒められるとうれしくって、笑顔が溢れ先生が大好きになります。そして、認めてもらえた自分に自信をもって成長できるのです。ですから、残り2年10ヶ月の間に、その“場”に立つためのトレーニングとして、人を褒められるようにしておいてくださいと伝えます。

 ちなみに、私は毎日5人の人を褒めています。難しくはありません。男性の場合、ネクタイを褒めればいいのです。いい色ですね、いい柄ですねと、ほとんどの方が、ニコっとしてくれます。女性の場合は、ネックレス、イヤリング、シュシュ、最近は爪のおしゃれをしている人も多いので爪、どこもほめる場所がない場合、健康そうな顔色ですね、と褒めます。それとメガネをかけている方は、男女共通に褒めます。メガネは、自分で選んでいるのでかなり効き目ありです。とはいえ、人を褒めることを意識してもいきなりほめることができないこともわかっています。

 難しいと感じる人は段階を踏んで練習してみましょう。まずは、自分を褒めてあげましょう。朝、起きたお前はスゴイよ、朝ごはんを食べたお前はスゴイよ、ペットに餌をあげたお前はスゴイよ、花に水をあげたお前はスゴイよとかね。日頃、自分が行っている当たり前の行動を、何でも褒める癖をつければいいだけです。そのうち3日もすると習慣化してきて、当たり前に自分を褒められるようになります。そうなったらしめたものです。次のステップは、家族を褒めましょう、友人を褒めるのはその次のステップ。ひとりに3〜5回も褒めたら、1回くらい褒め戻しがあるから、そうなったら自分の周りの空間があったかくなるのを感じるはずです。

 さあ、声に出さなくてもいいから、頭の中で自分を1回褒めてみましょう。いかがですか、自分を褒めることができましたか。褒めるのは簡単なことでいいんです。今朝ちゃんと歯を磨いた自分はスゴイよ、とかね。では、もう一度褒めてみましょう。

 コミュニケーションは大事だと理解していますが、まずは笑顔で挨拶ができて、人を褒められれば十分ですよ。コミュニケーションを難しく考えないようにしましょうよ。

(秋草 誠)



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FMICS Staff Development 236

■激動の時代を教育業界の枠にとらわれることなく、大局的視座からじっくりと展望し、大いにディスカッションをいたします。

■あなたのアンテナが何かを感じた新聞・雑誌等の教育&経済トピックスを、切り抜いて持ちよりディスカッションします。トピックスは厳選して1件、A4縦判にコピー(10枚程度)して、氏名と簡単なメモを付記してご持参ください。各自5分間程度のコメントをしていただきます。

■第二部として高等教育問題研究会・FMICSの30周年に向けて、FMICS人の中のFMICS人には「FMICS温故創新」の「温故」を、若きFMICS人には「創新」を30分間程度で語って頂きます。

【日時】 2011年6月15日(水) 午後6時30分〜8時 + 懇親会
【会場】 桜美林大学 四ツ谷キャンパス 3階301教室
(JR・東京メトロ 四ツ谷駅 徒歩3分)
【参加費】 会員500円  非会員1000円  学生(会員・非会員問わず)300円
【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
*お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


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FMICS あざみ野 SD 26

●ゼミナール型勉強会「SD」の首都圏西部地域での集いです。

●この勉強会の原理は極めてシンプルです。参加者がそれぞれにネタ(話題)を持ち寄り、みんなで議論します。

●前回5月13日(金)の参加者数は、懇親会から参加の方を含めて10名。入試制度改革とインフラとしての各種検定試験、学生が考えた震災後の国造りの目標、大学の節電対応策にみる見識の違い、中国語特別課程の広報活動の課題、Rcus大学マネジメントセミナー“チャレンジする大学”、採用活動2年間の経験と振り返り、インタビューによる自己理解支援、『大学生図鑑2012 〜人気イラストレーター・漫画家が描く有名大学60校!〜 』の面白さ、といったトピックスがよせられました。

●ネタは、気になった新聞・雑誌記事、業務関連の資料、進めている仕事のアイデア、就活エントリーシートの原稿などなど、何でも構いません。ちょっとした事でも、他人の目に触れることにより思いがけない発見があるものです。初めて参加される方は、単に自己紹介だけでもOKです。

●資料(コピー)は15部程度お持ちください。

【日時】 2011年6月12日(日) 午後12時30分〜2時50分+懇親会
*次回は、7月22日(金)の夕方を予定しています。
【会場】 横浜市山内地区センター 3階 会議室2
(東急田園都市線・横浜市営地下鉄 あざみ野駅 徒歩3分)
【参加費】 100円(会員・非会員問わず)+懇親会3000円程度(収入による増減あり)
【申込先】 出光 直樹 (横浜市立大学) naoki(アットマーク)idemitsu.info
http://n-idemitsu.269g.net/category/212623-1.html
*お名前、ご所属、懇親会への参加の有無をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


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会報 『BIG EGG』 7月号 発送作業

●FMICSの運営は、会員のボランティア作業によって支えられています。毎月の会報の発送作業も、その大切な活動の1つです。早い人はお昼過ぎから作業を開始し、夕方になると職場から一人また一人とメンバーが駆けつけます。

●ワイワイガヤガヤと近況報告を兼ねての楽しい時間は、美味しい中華料理屋での食事会へと引きつがれ、例会などのアイデアの多くが、この瞬間に生まれます。例会とは一味違ったFMICSの活動に、皆さまのご参加をお待ちしております。

【日時】 2011年7月6日(水) 午後6時〜9時+食事会
【会場】 日能研 恵比寿ビル

●初めて参加される方は、 mail2011(アットマーク)fmics.org (高橋真義)までご一報ください。当日の連絡先等詳細をお知らせいたします。



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速報 7月のFMICS

【日時】 2011年7月23日(土) 午後4時30分〜7時
【会場】 桜美林大学 四ツ谷キャンパス
【テーマ】 (仮)温故創新 高等教育の明日を語り合う−1−